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2007年7月 アーカイブ

2007年7月 1日

7月新刊

しをんさん文庫化!

講談社文庫 7/13
  あしたはアルプスを歩こう 角田光代
  アフリカの瞳       帚木蓬生
  悠悠おもちゃライフ    森博嗣
  ランドマーク       吉田修一
光文社文庫 7/12
  船上にて         若竹七海
小学館文庫 7/6
  Side B   佐藤正午
新潮文庫 7/30
  私が語りはじめた彼は        三浦しをん
  吐きたいほど愛してる。       新堂冬樹
  フィンガーボウルの話のつづき    吉田篤弘
創元社推理文庫 7/?
  夢の終わりとそのつづき  樋口有介
日経ビジネス人文庫 7/2
  R25男たちの闘い    R25編集部
文春文庫 7/10
  High and dry(はつ恋)  よしもとばなな

※単行本
「桜の花咲くころに(仮)」青井夏海著 PHP研究所 7月23日
ぐるぐる猿と歌う鳥」加納朋子著 講談社 7月25日 →ミステリーランド
木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸著 中央公論新社 7月19日
ZOKUDAM(仮)」森博嗣著 光文社  7月19日
桜庭一樹読書日記」桜庭一樹著 東京創元社 7月31日
朝顔はまだ咲かない」柴田よしき著 東京創元社 7月31日
「森の木洩れ日」多島斗志之著 角川グループパブリッシング 7月31日
「武士道シックスティーン」誉田哲也著 文藝春秋 7月下旬
サニーサイド・エッグ 」萩原浩著 東京創元社 7月下旬

聖灰の暗号 上」帚木蓬生著 新潮社 7月20日
聖灰の暗号 下」帚木蓬生著 新潮社 7月20日
青い鳥」重松清著 新潮社 7月20日
「パンダ」岩合光昭著 新潮社 7月25日
「博士の本棚」小川洋子著 新潮社 7月25日

※TimebookTown
7/6
1、2、3、悠久!(著者朗読版) 桜庭一樹
呼人        野沢尚
7/20
試験に敗けない密室 高田崇史
7/27
試験に出ないパズル 高田崇史

2007年7月 2日

雑誌「yomyom」vol.3


「yomyom」 vol.3

表紙予想は黄色に一票でしたが、結果、黄緑色でした。

すぐ読んでしまう私の気になる記事はこちら(目次抜粋)
新潮社らしいラインナップです。
その他、楽しい情報は新潮社サイトでどうぞ。
http://www.shinchosha.co.jp/yomyom/index.html

◆読みきり小説
重松清 「ドロップスは神さまの涙」
川上弘美 「急降下するエレベーター」
北村薫 「ほたてステーキと鰻」
角田光代 「アイドル」
恩田陸 「青葉闇迷路/光の領分」
◆エッセイをヨムヨム
伊坂幸太郎 「先日の出来事。」
湯本香樹実 「ささやかなおたのしみ」
荻原浩 「知っているとトクはしない、超・遅読術」
◆ブックガイド
有栖川有栖 ミステリでバカンス

今読んでる本&締め切り本

読みたい本だらけです。。

新潮ケータイ文庫・・・朝の通勤時にメールで。
  『八月十五日の夜会』蓮見圭一
  『オーディション』鈴木光司
  『優雅な生活』三浦しをん
  『人にやさしく』垣根涼介
  『男ぶり』畠中恵

文庫本・・・帰りの電車、お昼休みに。
  『試験に出ないパズル』高田崇史
 →頭がこんがらがります。

単行本・・・家でゴロゴロと。
  yomyomをパラパラと。

TimebookTown・・・寝る前にPCまたはLIBRIeで。
  締め切り7/26
  『海のある奈良に死す』有栖川有栖
  『夢のような幸福』三浦しをん
  
  締め切りのない『ひとり日和』『窓の灯』は後回し(汗)

新潮ケータイ文庫「オーディション」

「オーディション」鈴木光司著

初出:小説新潮2007年1月号

女優志望の朋子は、オーディションの会場で審査員の女優から、
母月子もまた女優だったという事実を告げられる。
憎みの対象である母と同じ道を歩もうとしている自分を嫌悪しつつも
同じ舞台で見返してやろうと、いざ演技に挑む。

とことん母と衝突する姉の姿をみて、月子は上手く渡り合う術を得る。
裏切られても裏切られてもどこか愛情をもらえると期待してしまい、
手酷いしっぺ返しを受けてまた傷ついて。

なんだか居たたまれないです。
希望があるのかないのか、どっちかなー。

以前読んだ、シーズザディのサイドストーリー。
同書は、月子の娘陽子の物語。

シーズザデイ 上巻 (新潮文庫)
シーズザデイ 下巻 (新潮文庫)

2007年7月 3日

新潮ケータイ文庫「人にやさしく」

「人にやさしく」垣根涼介著

初出:小説新潮2007年1月号

リストラ請負会社が新しく打ち立てたのが”人材派遣会社”。
受け入れ先を提示しつつリストラを敢行ということ。
意外と需要があって新規委託先は増えている。
真介の恋人、陽子が勤める会社からのオファー。
彼女の希望通りのスタッフを紹介できるだろうか?

リストラ対象者の長所も短所も知り尽くしているからできるワザ。

タイトル「人にやさしく」はザ・ブルーハーツの曲から。
働く人への応援歌ですかね。

社長高橋と陽子たちの関係が説明不足なので、関連作品があるのかも。

2007年7月 4日

新潮ケータイ文庫「優雅な生活」

「優雅な生活」三浦しをん著

初出:小説新潮2007年1月号

職場で流行っている体に優しい生活。
玄米にヨガにペタンコサンダル。
取り残されたと感じたさよりは、同居してる俊明にハッパをかけ、健康的な生活を実践しようとする。ただ一緒に何かを成し遂げたいという気持ちだったさよりとは裏腹に俊明は”ロハス”に予想以上にのめり込む。
優雅というより不便な生活に不満なさより。
初日の出を拝みに登った高尾山での俊明の意志表明とは?

ちょっと煮詰まったカップルのお話。
関係改善の荒療治??
一見ダメ男俊明が生まれ変わります。

『試験に出るパズル』



試験に出るパズル 千葉千波の事件日記4月~8月 講談社文庫 高田崇史著

TimebookTownでもシリーズの配本が開始されました。367円也。

浪人生”八丁堀”(またの名を”ぴいくん”)と友人の慎之介が、”ぴいくん”の従兄弟、容姿端麗な高校生、千葉千波と日常の謎を解き明かす。

語りは”ぴいくん”の一人称。

日常ミステリーというジャンルにパズルという要素が加わって、謎解きが数倍複雑になってます。さらっと読み流すのが良いのか、紙と鉛筆をもってパズルと格闘するのが良いのか悩むところ。
パズル好きですが、この手のパズル(証明、論理系)は苦手なので。。。

そもそも、主人公の名前が伏せてあるところからして難易度高。
結局最後まで明かされません(わからんかった)
謎解いてる他は喫茶店やビリヤード場に入り浸っていて、浪人生二人が心配です。

千波くんが出すパズルは、解答編がちゃんと付いてますのでご安心を。

<四月>9番ボールをコーナーへ
麻薬取引を行う男を張って喫茶店へ。
いつも同じ行動をとる男はどこから情報を得ているのか?

謎解きは面白いけれど、ちょっと初編には難しいな~。

<五月>MyFairRainyDayホテルレストランのバイキング。ある女性客の指輪から黒真珠が転がり落ちた!
さて宝石が見つかった場所は?

二転三転する真相。予想はできたけど、そこへ至る過程が面白い。

<六月>クリスマスは特別な日
東京のあちこちで起こる爆破事件。工場跡、女神像、弓道場、教会。
犯人の目的は?

日付と場所。正統な謎解きで行きます。

<七月>誰かがカレーを焦がした
夏休み。千波の家で過ごす昼下がり。しりとりをしながら交代でカレーの番をする面々。ちゃんとみていたにも関わらず焦げてしまったカレー。誰が犯人?

・・・成る程。伏線の使い方見本。

<八月>夏休み、または避暑地の怪
千波の親戚が経営する旅館へ遊びに行った三人。出くわしたスイカ泥棒を追ってたどり着いた寺には奇妙な住職と小坊主。スイカ泥棒は何処?

私の苦手な謎解きです。頭を使う余地無く先へ進みます。

オススメ度:★★★★☆

2007年7月 7日

『きみにしか聞こえない』



「きみにしか聞こえない」(角川文庫) 乙一著

映画を観ようと購入したもの。
スニーカー文庫という若者向け文庫に収められてますが、映画化の影響で一般文庫と同列に並べられてますので、今まで素通りしてた人、是非お手にとってみて?
乙一作品は、黒乙一、白乙一に分けられるそうですが、これは圧倒的な切なさ系白乙一。

短編三つ。羽住都さんのイラストがベストマッチです。

Calling You きみにしか聞こえない
友だちはいないし、ケイタイも持ってない。教室で孤立する私の頭の中に突然かかってきた電話。似た境遇の彼と話すのがとても楽しい。
直接会って話したくなり、待ち合わせをしたが・・・。

映画化された作品。
一見わかりにくい構成で、何度か読み返しました。
で、何度も涙ぐむ。

傷 KIZ/KIDS
ちょっと暴力的なオレは特殊学級に入れられた。転校生のアサトとふとしたことから仲良くなったオレは、アサトの不思議な能力を知る。
他人の傷を自分の体に移し、また余所へ移す力。
自分の生きる価値を感じられないアサトは次々と傷を引き受けるが・・・。

かなり痛くそして切ないお話。
親から捨てられた子供の静かな悲しみ。

華歌
列車事故で愛する人を亡くした私は、病院の庭で歌う花を見つける。
皆を癒やすその歌声。しかし、花の命は短く彼女は衰弱していく。
花の生まれたいきさつを知った私は、思い出の地へ連れて行こうと病院を出る。

花に女の子の頭が、というちょっと奇妙な設定。
スニーカー文庫にしては重たい内容かな、と思います。
希望をもたせた終わり方なのでちょっと安心。

最後は「あら??」となり、また読み返す。
最近似たような設定の小説ばかり読んでる気がする。

オススメ度:★★★★☆

2007年7月 8日

映画「憑神」

原作読んですぐに観ました。
ほぼ原作通りで良くできてるんだけど、うーん。
妻夫木聡演じる別所彦四郎が他人が褒めちぎるほどの大人物には見えない。
(原作では34歳のこの役。彼をそのままおじちゃんと呼ぶには・・・)
勝海舟なんて出しちゃったからに、余計にそう感じる。

3神は貧乏神から段々とグレードダウンしてる気が。
流石に西田敏行の貧乏神は笑い所を心得てる。
赤井英和の疫病神はミスキャスト。相撲取りに見えないし、迫力もなし。
森迫永依の死神はよくやった、という印象。

別所家の面々がコメディ要素たっぷりで楽しい。
芸達者揃いですね。

徳川武士としての生き様死に様。
その本分を全うしようという彦四郎の行動は原作通りで、気になってたラストも期待を裏切らないもの。ちょっとリアルすぎたけど。

最後に現代シーンを持ってきて、あの人を出しちゃったのは遊びすぎですよ。
「ひえー」と思わず声に出してしまうほど。
死神との絡みも正直「そりゃないべ?」でしたが・・。

コメディというほど笑いも起きず、人情モノというほど涙も誘わず。
でも安心して観られる作品ではありました。

別所彦四郎:妻夫木聡
別所左兵衛:佐々木蔵之介
貧乏神:西田敏彦
疫病神:赤井英和
死神:森迫永依

本の感想はこちら→★★★★☆

映画公式サイト→http://tsukigami.jp/index.html


憑神 (新潮文庫)  浅田次郎著

TimebookTownにて420円也。

2007年7月11日

【解決】画像が表示されてない記事があります。

外部アフィリエイトで、ビーケー1の商品紹介を利用しているのですが
7/7のサイトリニューアル後、画像URLが変更になったため画像が表示されなくなってます。

数があるため直すのに時間がかかりそうです。
お見苦しいかと思いますが、ご了承下さいませ。

7/10一応解決
旧URLのままで大丈夫なようです。リダイレクトしてるのかな。
問い合わせのメールやり取り、なんかピントがずれてて疲れました・・・。


オンライン書店【ビーケーワン】

2007年7月15日

夏の文庫キャンペーン


各社、キャンペーン始まりました。

新潮文庫「夏の100冊」
今年の「2冊読んだらもらえる」プレゼントはアロハ柄のブックカバー。
色は5色、選べません。

名作、現代文学、海外文学、エッセイ・ノンフィクションのジャンル分け。

購入済みの7月新刊「ぐるりのこと」「卵の緒」が2冊とも対象だったので、
早速応募♪

★2007 新潮文庫の100冊
http://100satsu.com

角川文庫「発見。夏の百冊」
こちらもブックカバー、8種類。抽選で同じデザインのTシャツも当たります。

恋する、驚く、泣く、たのしむ、ふるえる、考える、のジャンル分け。
次に読む本の紹介あり。

集英社文庫「ナツイチ」
店頭でケータイストラップがもらえます。

冒険・ロマン、青春・恋愛、爽快・ユーモア、ミステリー・ホラー、感動・発見・リラックス、古典・スタンダード、のジャンル分け。
こちらも次に読む本の紹介あり。
新作が多いラインアップですね。

2007年7月16日

映画「サイドカーに犬」

格安で鑑賞券入手。
重すぎず軽すぎず丁寧に作られた映画だと思います。良かった!
また読み返したくなりました。

原作の、オトナに振り回されてる子供の視点からちょっと外れて、
オトナの恋の切なさも。
「おかーさんに怒られる!」となかなか羽目を外せない薫。
オトナになっても生真面目な性格が変えられない。
豪快で大ざっぱなヨーコさんと過ごした夏を思い出し、一歩前進できたかも。

ラストの、トオルからの電話にホロリ。巧い。

ヨーコ:竹内結子
薫:  松本花奈/ミムラ
お父さん:古田新太
お母さん:鈴木砂羽

お父さんの仕事仲間が意外に豪華(トミーズ雅、椎名桔平)なんだけど、もっと無名な役者さんの方がしっくりきたな。アクが強すぎる。

原作の感想はこちら→★★★★☆

映画公式サイト→http://www.sidecar-movie.jp/

TimebookTownで配本。
 「猛スピードで母は」 長嶋有著 60日315円。


猛スピードで母は猛スピードで母は長嶋 有 文藝春秋 2005-02売り上げランキング : 4283おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

2007年7月18日

『やさぐれぱんださん』



やさぐれぱんださん 山賊著

お、タイトルが変わった?と思ったら3巻の「さん」だった。
出てたの知らなかったよ~。もっと宣伝して下さい。

パンダの数え方。
・・・1犯2犯。
              ふふふーー。

カバー裏もお見逃しなく。

2007年7月24日

新潮ケータイ文庫「男ぶり」

「男ぶり」 畠中恵著

しゃばけシリーズ最新刊「ちんぷんかん」から。

若だんなの、母・おたえと父・藤兵衛とのなれそめ。
妖の母をもち、自身もその血を受け継ぐおたえは、持ち込まれる縁談にもどこか気がのらない。
想いを寄せた辰二郎の叔父宅で、卵が突如現れるという奇妙な出来事が起こる。
その謎を解けば、父にも認められ養子に来てもらえると、おたえははりきって謎解きに取り掛かるが・・。

ちょっと変わってるおたえの恋に恋するお話。
卵の謎はあまり重要な問題ではありません。

※長崎屋は火事で焼け出されているのですが、それはまた別のお話で。

ちんぷんかん
畠中 恵
新潮社

このアイテムの詳細を見る

2007年7月26日

8月新刊

ベストセラー、話題作が続々文庫化。
小林賢太郎の戯曲集第2弾も。
辻村深月作品は初文庫化じゃないかな。

角川文庫 8/25
  サウスバウンド(上) 奥田英朗
  サウスバウンド(下) 奥田英朗

幻冬舎文庫 8/7
  小林賢太郎戯曲集・椿鯨雀 小林賢太郎
  さよならの代わりに    貫井徳郎
  ×ゲーム         山田悠介
  半島を出よ(上)     村上龍
  半島を出よ(下)     村上龍
  愛の流刑地(上)     渡辺淳一
  愛の流刑地(下)     渡辺淳一

講談社文庫 8/10
  不祥事            池井戸潤
  逃亡くそたわけ        絲山秋子
  富士山大噴火         鯨統一郎
  キマイラの新しい城      殊能将之
  冷たい校舎の時は止まる(上) 辻村深月
  冷たい校舎の時は止まる(下) 辻村深月

光文社文庫 8/9
  永遠の途中 唯川恵

集英社文庫 8/21
  水底の森(上) 柴田よしき
  水底の森(下) 柴田よしき

新潮文庫 8/28
  駆けこみ交番  乃南アサ

文春文庫 8/3
  真夜中の神話         真保裕一
  サウダージ          垣根涼介
  クワイエットルームにようこそ 松尾スズキ

※単行本
「きのうの世界」 恩田陸著 講談社 8月1日 →延期
楽園 上」 宮部みゆき著 文藝春秋 8月1日
楽園 下」 宮部みゆき著 文藝春秋 8月1日
「はじめての文学 桐野夏生」 桐野夏生著 文藝春秋 8月1日
「FictionZeroNarrativeZero」 古川日出男他 講談社 8月3日
「QED flumen」 高田崇史著 講談社 8月8日
「メガ ビースト 絶滅した獣たち」ロバート・サブダ&M・ラインハート著 大日本絵画 8月10日
「冬ものがたり」 ロバート・サブダ著 大日本絵画 8月20日
インシテミル」 米澤穂信著 文藝春秋 8月20日
追伸」     真保裕一著 文藝春秋 8月20日

妖怪の理 妖怪の檻」 京極夏彦著 角川書店
夜明けの縁から、零れ落ちた人びと」 小川洋子著 角川書店
だからわたしはあなたを殺す」 歌野晶午著 角川書店
愛蔵版 ピーターラビット全おはなし集 改訂版」福音館書店
ゾラ・一撃・さようなら」 森博嗣著 集英社

新潮社刊-----------
いつか陽のあたる場所で」 乃南アサ著
1950年のバックトス」 北村薫著
やってられない月曜日」  柴田よしき著
サクリファイス」     近藤史恵著
-----------
※TimebookTown
8/3
「陛下」久世光彦
「鍵」 乃南アサ
8/17
「おやすみ、こわい夢を見ないように」角田光代
「女性の品格─装いから生き方まで」坂東眞理子
8/24
「初恋よ、さよならのキスをしよう」樋口有介
「彼女はたぶん魔法を使う」    樋口有介
「凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル1」北森鴻

『海のある奈良に死す』



海のある奈良に死す 角川文庫 有栖川有栖著

TimebookTownにて525円也。

作家アリスシリーズ。

ミステリ作家赤星楽が”海のある奈良”で死んだ。
人魚を題材にした作品の取材旅行と思われたが、いくつか謎が残る。
同じ映像会社に自著のドラマ化を打診されていたアリスは、赤星の死の真相、作品構想を探るため、火村と足跡を辿る・・・。

”人魚”の肉を食べて不老長寿になった女性の伝説に絡めたストーリー。
映像会社の社長穴吹は伝説そのもののような驚異的な風貌。
その美しさ故に周囲の男性は心惑わされて。

つくづくフットワークの軽い二人。
時間に自由のあるアリスは兎も角、助教授火村の講義は休講ばかりですな。

しかし。
今までの旅はなんだったの?と呆気にとられる解決編。
うーん、旅情ミステリーとしてもちと物足りない。

悪夢にうなされる火村センセイ。
過去がかなり気になりますが、明かされることはないのかな。

オススメ度:★★★☆☆

2007年7月27日

『犬身』

『犬身』全39話 松浦理英子著

TimebookTownでの連載完結。すごい、3年もかかってた!

犬好きな梓と暮らしたいがために、バーの店主朱尾に犬の姿に変えてもらったフサ。その代わり、犬としての幸福な人生を過ごすことが出来なかったときは、その魂を奪われてしまうという。
無事梓に飼われることに成功したが、当の梓は兄から性的関係を強要され、兄を溺愛する母親に疎まれるという複雑な境遇にあった。
手前勝手な要求を突きつける家族に段々と落ち込んでいく梓。
自分たち兄妹の関係を綴ったとしか思えないブログ日記を知り、精神の限界を感じた彼女がとった行動は・・・。

好きな人のそばにいたいがために犬になる、という突飛な設定。
フサの梓を想う気持ちは恋心にも似て、次第に微笑ましく感じられるように。
けれど、梓と兄・彬、母親との関係が気持ち悪くて痛ましくて、気持ちの振れ幅が大きすぎて段々と読みにくくなってきます。

ラスト、大分救われました。ホロリ。

普通の一冊の本だったら手を出さなかったかもしれない。
恐るべし連載小説。

 「犬身 第一回」

60日105円。買い取りだと157円也。
各話同じ。

『ぐるりのこと』



ぐるりのこと 新潮文庫 梨木果歩著

待望の文庫化。
決して重くはないんだけど、軽くもない。
予想以上に重厚なエッセイでした。

児童傷害事件、9・11事件、イスラムの女性人権問題。
物事のとらえ方が深くて真っ直ぐで。

無関心でも過敏すぎても駄目。
「自分の周りの、”ぐるりのこと”に目をむける」

オススメ度:★★★★☆

2007年7月28日

映画「空中庭園」

レンタル半額にて。
ホントは「暗いところで待ち合わせ」が観たかった・・・。

うーーーーん。なんでサスペンス?ってのが第一声。

母親の愛に恵まれなかった絵里子が貪欲に掴んだ家族の幸せ。
仮面家族でも、演技でも守りたいのに・・・。

文章でもベタベタ気持ち悪かったものを映像で再現してしまってエグさ倍増。
コメディタッチなのかもしれないけれど笑えないのです。

”家族内に隠し事はなし”。
そういうルールの下に開けっぴろげにされる家族の日常も、他人を巻き込めばただのデリカシーの無い人、というだけ。

文章にすると格好いい言葉でも、実際に口にしてみると
「何言ってンの?この人」って思うことよくある。
そういうのが満載で、背筋がザワザワざわざわ。

とことん壊れたと思った関係も、うやむやのまま元通りで。
でも、現実ってそんなものかもしれない、とも思う。

原作の感想はこちら→★★★☆☆

-----------
絵里子:小泉今日子
貴史:板尾創路
マナ:鈴木杏
コウ:広田雅裕
ミーナ先生:ソニン
さと子:大楠道代

映画公式サイト→http://www.kuutyuu.com/
-----------
 「空中庭園」 角田光代著
TimebookTownにて525円也。

空中庭園 通常版空中庭園 通常版小泉今日子 板尾創路 鈴木杏 ポニーキャニオン 2006-05-26売り上げランキング : 47247Amazonで詳しく見る by G-Tools

2007年7月29日

映画「ダヴィンチ・コード」

レンタル半額にて。
字幕で観るのが辛く、途中から吹き替えで。DVDって便利。

原作は文庫で全3巻のボリューム。
それを2時間ちょっとに収めるんだからかなり端折ってます。
ダイジェスト版って感じ。
それぞれのエピソードは忠実に映像化してますが・・・。

暗号もほとんど悩むことなく解読できちゃって、つまらない。
サスペンス、ミステリどちらにしても中途半端。
ハラハラドキドキすることがなくかなり物足りない内容です、私には。

原作の感想はこちら→★★★★☆

映画公式サイト→http://www.sonypictures.jp/movies/thedavincicode/

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディションダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン Amazonで詳しく見る by G-Tools


ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダ・ヴィンチ・コード(上)ダン・ブラウン 越前 敏弥 角川書店 2006-03-10 売り上げランキング : 3150 Amazonで詳しく見るby G-Tools
ダ・ヴィンチ・コード(中) ダ・ヴィンチ・コード(下) ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6) 天使と悪魔 (上) 天使と悪魔 (下)

『夢のような幸福』

 夢のような幸福 三浦しをん著

TimebookTownにて315円。買い取りだと840円也。

久しぶりにしをんさんのエッセイを。
またもや激しい妄想ぶりに笑わせてもらいました。
本なり漫画なり映画なり、その楽しみ方が人並み外れてます。

「ガラスの仮面」を読んで、嵐が丘を読んだ気になっていた、という話に
”そういえば!”と大きく頷く。
「のだめカンタービレ」のドラマ化も薦めてました。先見の明が!

友人たち、家族との会話を読むにつけ、「許されてる」っていいなぁ、とつくづく思います。

★5としたいとこですが、挙げられてる作品で判らないものが結構あったので
1個マイナス。ええ、自分のせいです。
だって!ロード・オブ・ザ・リング観てないんですもん。

オススメ度:★★★★☆

「トリツカレ男」舞台化!


いち早チラシ情報。
演劇集団キャラメルボックスのクリスマスシアターは
いしいしんじ原作「トリツカレ男」!

あの内容をどうやって舞台化するのかな~。

ジュゼッペ岡田さん、ペチカ實川さん希望。

原作の感想はこちら→★★★★★


トリツカレ男 新潮文庫 いしいしんじ著

キャラメルボックス公式サイト→http://www.caramelbox.com/index.html

映画「アヒルと鴨のコインロッカー」

余裕ぶってたら観るヒマがなくなり慌てて劇場へ。

ある種、小説に特有の設定のため、映像化はどうなの?と思ってました。
少なくとも原作を読んでる人は素直に楽しめないのでは、と。

観て良かった、うん。

正直前半部分は退屈でした。
椎名視点とはいえ、感情が表に出てる訳でもなく淡々と進む学生生活。
河崎が絡んできても表情もテンションもほとんど変わらない。

原作みたいに完全に二つの時間軸に分かれてる訳ではなく、2年前のエピソードは回想シーンのようなモノクロ映像。

真相が明らかになると一転、ぐいぐい引き込まれる。
泣きたくなるような残酷で辛くて悲しい時間。
ここからの瑛太の演技がイイ。(ネタバレかもなので、役名なし)
麗子役の大塚寧々が要所要所を締めてる。
琴美は”あ、琴美ってこういうキャラだな”と素直に感心、巧いな~。
松田龍平もウツクシイ。

気になるのが椎名の”え?”というしゃべり方(アクセント?)。。
文章ではよくそう表現するけど、実際に口に出して言うことってあまりない。

そして大事なボブ・ディラン。聴いたことありました。
そうか、あれを神の声とするのか。
しばらく頭をぐるぐると。

原作の感想はこちら→★★★★★

映画公式サイト→http://www.ahiru-kamo.jp/

-----------
TimebookTownにて買い取り1155円也。

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) 伊坂幸太郎著

About 2007年7月

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